2007年03月14日

【ヘルシー万歳!】山菜万歳

結論から言おう。
ゆかりんは、山菜が大好きだ。


田舎育ちで、タラの芽もワラビもゼンマイもツクシもフキノトウも、
ぜーんぶ庭先やその辺のあぜ道で「もげた」。


田舎の生活は上品ではない。
「山菜摘み」なんて優雅なもんではない。
山菜は、何かのついでに「もぐ」もの。
何せ珍しくないから、大切にしないのだ、わはは。


というわけで、私は春に山菜もぎに精を出した。
娯楽施設も信号もない田舎の道、
子供の遊びが「山菜もぎ」だったわけだな。


だからよく、春先になるとごねていた。
「ワラビ取りにお山に連れてってー」
遊園地やデパートを望むという発想がなかった。
だって、それは夢の世界であり、
テレビのドラマの子供が行くところであるから。


田舎の子供の娯楽地はワラビ山。
ワラビをもいで、わらを燃やして灰汁でゆでて、
油炒めにするもよし、水煮で取っておくもよし。


大物の山菜、たとえば竹の子なんかは、
今は亡き祖父が毎日のように掘っては、家に届けてくれた。


掘りたての竹の子は、湿った土の匂いと
むせ返るような竹の匂い。
竹の子の表面には、産毛がいっぱいに生えていて、
それが心地よいような、くすぐったすぎて鳥肌が立つような。


母が手を入れて、竹の子の外皮をむき始めると、
土の匂いより竹の匂いが勝ってくる。
うっそうとした竹林を、夏の湿度の高い日に通り抜けているときの匂い。


……春は山菜の季節。
山菜はヘルシーだって話だが、
私にとっては田舎の子供の遊びの対象であり、
祖父との思い出であり、
一生忘れない記憶の中の匂い。


私は今、決して健康的だといえる生活をしていない。
しかし、おかげさまでどんな薬局でも売っていない
思い出すたびに肺にきれいな空気が送られてくるような記憶がある。


健康的な生活を手に入れよう、実践しようと、
お金や時間、気持ちをつぎ込むなんて、
あのころの私は想像もしなかった。


健康的な生活は、そう名づけるまでもなく
生まれ育った大地と大気、そして家族が用意してくれていた。
何百年も変わらぬ姿かたちを保ちながら。


ああ、それにしても山菜万歳。

道なき道を進むワラビ山万歳。

テレビに取材されることなどなくても、
私が子供のころからアスファルトを突き破って生えていた
ど根性ツクシ万歳。

もぎたてのタラの芽の匂い万歳。



嗚呼、山菜万歳!!なのである。




posted by corpoスタッフ at 13:02| Comment(0) | TrackBack(1) | 【ヘルシー万歳!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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楽しく・おいしく山菜を
Excerpt: 私の実家は、田舎です。幼い頃は、学校の帰り道に木苺をとって食べていたり、近所の子...
Weblog: - 新聞報道から読み解く「保健」の未来 -
Tracked: 2007-05-15 18:04

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